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矢吹町指定民俗文化財 根宿天王祭太鼓

●文化財案内看板より
 県南地区には、天道、すなわち田植え終了後に太陽を念じ、害虫を追い払って豊作を祈願する念仏踊りが伝えられている。念仏踊りとは、一般に念仏を唱えながら太鼓や鉦を打ち踊躍するものをいうが、虫送り、疫病除け等、御霊を鎮めて送り出す目的で行うすべてが含まれる。
 この根宿の天王祭太鼓はその一つで、旧暦6月14日の夜に八幡神社の境内で行われる。最初に芸能の始まりを告げる「寄せ太鼓」があり、これより太鼓打ち数人が注連縄の中に入り、太鼓と、「はいなむ」(唄)「あやなむ」(地言)と呼ばれる念仏が交互に繰り返される。太鼓は打ち始めたら中断してはならず、交代しながら4時間打ち続けられる。最後に「散らし太鼓」で一切が終わる。

平成16年5月7日 町指定

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